• SKカイロプラクティック 渋谷整体院

低気圧に関する思考実験

更新日:10月23日


日曜日の夜は翌日が定休日でもあったので

私と院長は一緒にネットサーフィンをしていたのですが

面白い整体院のブログを見つけました。



そのブログによると、 低気圧で頭痛になる原因は 「気圧が低くなると空気が薄くなり、酸素濃度が低下することによる酸素の欠乏」 というもの。

こういう考えを持つ整体士の方もいらっしゃるのですね。 院長は 「純粋に気象現象で酸欠?対処法として酸素吸入? それじゃ高山病だ」 と、呆れておりました。


ご注意)

気圧が低くなると 頭痛になることは否定しておりません。

むしろ、そういう方は非常に多いです。

ちなみに院長は、低気圧になると古傷が傷みだすことがよくあります。

ここで問題にしているのは

『低気圧になると頭痛になる原因を【気圧の低下により空気が希薄化→酸素欠乏】』という見解を非現実的と、院長が指摘しているのです。



しかしながら、その整体院のおっしゃることにも 一理あるのかもしれません。 アインシュタイン博士曰く 常識とは『18歳までに身につけた偏見のコレクション』だそうですし



思わぬ事実に気づけるかもしれません。

院長と一緒に、その可能性を検証させていただきます!




今回のブログは かなり理屈っぽくなるのでご了承ください。 1.まず気圧について確認しましょう!

ここでいう気圧とは大気の圧力の単位です。 1気圧は1013.25ヘクトパスカル(hPa)。 この気圧は、上空に行けば行くほど低くなり、空気も薄くなります。 海抜0メートル(m)1気圧(1013hPa)、気温を25℃という状況で

酸素濃度100%。 これを基準に設定して海面から高度を上げていくと、

気圧(hPa)、気温、酸素濃度が以下のように低下していきます。

 100mでは1002hPa、気温24℃酸素濃度99%  200mでは 990hPa、気温24℃酸素濃度98%  500mでは 957hPa、気温22℃酸素濃度94%  800mでは 924hPa、気温20℃酸素濃度91% 1,000mでは 903hPa、気温19℃酸素濃度89% 2,000mでは 802hPa、気温13℃酸素濃度79% 3,000mでは 711hPa、気温 7℃酸素濃度70% 4,000mでは 629hPa、気温 1℃酸素濃度62% 5,000mでは 555hPa、気温 -5℃酸素濃度55% と、高度が上がるほど気圧と温度は低くなり、

酸素も薄くなっていき、生存には厳しい環境になるのですが


どの程度の高度まで人間は日常的に生活できるのか?いうと、 世界的に最も高所にある人間の恒久的な居住地は海抜5,100m。 オリンピックが開催されたことのあるメキシコシティは2,250mだったりと、 実は、かなり高い所にも順応し生活できるようなのです。

【写真のメキシコ最大のピラミッドがあるテオティワカン遺跡は海抜2,300mの高所にあります】 しかし、ここは日本であり 日本の市町村役場の中で一番高所にある長野県南佐久郡の川上村の村役場で標高1,185m 東京都内にある鉄道駅の中で最も高い所にある奥多摩駅は海抜343m。

東京23区内の最高海抜地点は57.8m

当院の最寄り駅である渋谷駅は海抜30m という実情も踏まえ 低い高度に慣れた人、首都圏で生活している方の話であることを前提にしたいと思います。


⒉ 気圧が人に与える影響を考慮してみましょう! 証言①

ゴルフを嗜んでいる方に聞いたところ

軽井沢のゴルフ場でプレーすると気圧が低い関係でボールが遠くまでよく飛び、気持ちいい」 ※軽井沢はだいたい海抜1,000m 証言②

院長の経験上、海抜2,000mくらいの場所に行くと、コンディションを崩す人はいた※調べてみると「1,200mの高度で高山病が発症する」事例はあるようです。 以上のコトから海抜1,000m程度の環境でも、普段は低地に暮らす方なら体調を崩す可能性はある。 つまり、『海抜1,000mの気圧903hPaクラスの低気圧がきたら、酸欠による頭痛が起こる』ことに院長は反対しないことになりました。


※院長は「せめて1,500m以上」と考えていたようですが、『酸欠原因説』が現実的であるためのハードルを下げることにしました。

次は低気圧についてです。 3.低気圧について調べてみましょう!

低気圧とは、周囲より気圧の低い部分をいう

周囲より気圧が低いと定義されるので、

中心気圧が1気圧 (1013hPa) より高い低気圧も珍しくない

一般に、低気圧は雲を伴い、雨や雪や風をもたらす。』 低気圧を調べると、意外にも こうなってしまいました。 絶対的な気圧の低さではなく、周囲と比較して気圧が低いと低気圧なのです。 1気圧以上の低気圧では酸素濃度は低下しません。つまり酸欠にはならないでしょう。 それでも、周囲との気圧差が大きければ強い風が吹き、嵐になるそうですから

大きな嵐、台風なら、絶対値がとても低い気圧になるのでは? と台風を調べてみました

台風の強さは風の強さが基準になるのですが、

やはり気圧が低いと、風も強くなるので

統計的に以下のようになるようです。

弱い 990hpa以上 並み 960~989hpa 強い 930~959hpa 猛烈 900hpa以下 弱い台風の場合、海抜200mほどの気圧(990hPa)ですので酸欠にはまずならないでしょう。

それでも台風なのですから屋外は嵐になっているはずです。

低気圧が人を酸欠にするとしたら、なかなか大変な状況であることが だいぶ分かってきました。 一方、猛烈な台風ならば海抜1,000m級の気圧(903hPa)になりそうです。

これなら『海抜1000メートルの気圧クラスの低気圧がきたら、酸欠による頭痛が起こる』という仮説が成立します。


ただし、この非常に気圧の低い状態は台風がまだ南の海上にある場合がほとんどこのままの状態で日本の首都圏に上陸する可能性は ほぼありません

観測記録で確認しても 近年最も猛威を振るい、災害となった2019年10月の台風も

発生した南洋で活動している時点での最低気圧は915hPaを記録していますが、

日本に上陸する直前の中心気圧は955hPaです。


海抜500mで957hPaですから、この巨大台風とほぼ同じ気圧になります。 「高尾山(599m)の頂上で、空気の薄さで高山病みたいになる」イメージは

正直 持てません。 さらに、 日本における台風では史上最悪の惨事とも言われる「伊勢湾台風」で上陸時の気圧は929 hPa ※このあたりが台風の気圧に関する【現状での下限】と想定してよいでしょう。

観測史上に残る強力な低気圧(台風)でも、

その気圧は海抜800m(924hPa)くらいで1,000mには達しません。

院長は若い頃に海辺の町から標高760mくらいの町に引っ越したことがあるそうですが、けっこう激しく運動しても差は感じなかったそうです。



※ご参考

①上陸時の記録的に最低気圧は1934年の「室戸台風」の911hPa

 日本本土に上陸した台風のなかで観測史上最も上陸時の中心気圧が低い台風ですが、

 台風の正式な統計は1951年から開始されたため、参考記録。

②宮古島や沖永良部島ではもっと低い記録もあります。

③熱帯低気圧として観測史上世界で最も低い中心気圧は870hPa

  1979年の台風20号ですが、やはり海上での記録です。

  日本に上陸した際は965hPaでした。

  ちなみに870hPaは、今回確認できた限り 世界の観測史上 最低気圧に該当します。

  この気圧は1,300m(871hPa、酸素濃度86%)に匹敵します

2021年7月3日9時現在 梅雨前線が停滞している影響で、

  東海や関東の太平洋側で記録的な大雨となっております。

  鉄道も一部運休し、避難指示の出ているエリアも有りますが、

  皆さんは大丈夫でしょうか?

  渋谷も大雨ですが、気圧的には1009.7 hPaです。

  この数値は海抜200mで(990hPa、酸素濃度98%)にも届きませんので

  「酸素が薄くなり、酸欠になる」とは とても想定できません。

⑤先述の通り、今回の検証は あくまでも当院の周辺エリアで想定しております。

⑥今後、地球上の気象は激変する可能性があります。この見解も崩れるかもしれません。

(このままでは完全否定になってしまいます)

4.少し発想を変えてみましょう!


見方を変えれば 強い台風が来れば500mほど高度を上げたくらいに空気が薄くなる。 とも解釈できるのではないでしょうか?


少し高いエリアで、平地の方も気軽に行ければ

台風襲来の際、1,000m超級の空気の薄さとなり酸欠で頭痛が起きるのではないでしょうか?


首都圏(東京、千葉、埼玉、神奈川で想定)で台風が接近しやすい海から近く、海抜の高いエリアというと・・

箱根を思い出しました。 早速調べてみたところ 温泉地としても名高い箱根の強羅は海抜600mくらい(箱根登山鉄道の強羅駅の海抜は541m)だそうです。 このようなエリアに 非常に強力な台風が来た場合、海抜1,000m超級の気圧環境になるかもしれません 普段、海抜の低いエリアに暮らす方がたまたま、そのタイミングでその場にいたのならば・・・ かなり強引ですが 『低気圧が空気を薄くするため、酸欠による頭痛が起こる』可能性が残りました。


逆に言うと、ここまで強引に考えないと

『低気圧が空気を薄くするため、酸欠による頭痛が起こる』可能性は残りません‼


結論も見えてきました。

5.まとめます! 以上を考慮すると ①普段低地に暮らしている我々のケースでは低気圧という自然現象のみを原因とする酸欠は、まず起こらない②しかし、海抜500m程度のやや高いエリアに 強力な台風レベルの低気圧が来た場合は、プラス500m分(1,000m級)の空気の薄さになるため、可能性はある(ゼロではない) という感じです。 これを施術家として 現実的に考えると

結論として 【『低気圧で頭痛になる原因を、気圧が低くなり酸素濃度が低下することによる酸素の欠乏』とするのは不適切。】

となります。 「低気圧で頭痛になる」という珍しくない

<日常的な体調不良の原因が>

強力な台風クラスの低気圧という

<極めて希少な(非日常的な)自然現象>では、因果関係が破綻しております

つまり、他の原因を考慮するべきです。 結論は以上ですが、

もう一つの可能性として 話題にしたブログを書いた方は 『ボリビアのラパス(海抜3,600m)やペルーのクスコ(海抜約3,400m)といった都市で整体士として居住されたことがあり、 そこでの体験をベースにした話をされている』

のやもしれません。


【写真はクスコの市場のようです。院長が一度行ってみたいと思っている場所の一つです】 3,000m超の高度における生活となれば、

先ほどまでの検証とは前提がまるで違います。 我々の常識が当てはまらないのも当然かと思います。 整体院にも酸素吸入器が常備されているのかもしれません。 そうなると 柳田国男先生ではありませんが まさに「平地人を戦慄せしめる」体験談というべきでしょう。 いずれにせよ おかげさまで勉強になりました。感謝いたします。





こうやって、改めて物事を調べてみるのも新鮮ですね。



いろいろな可能性を吟味でき、楽しめました。




SKカイロプラクティック

 渋谷整体院 ラグちゃん





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