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~整体の実践~

このページでは、整体を実践する場(現場)での当院の考え、スタンスを紹介しています。

マニアックであったり雑学的な部分もあるかと思いますが、興味のある方はご覧ください。
また、同業者の方や身体に関わるお仕事をされている方で、ご興味を持たれた方がいらっしゃれば 意見交換等も是非やらせていただきたいと考えております。
本ホームページの『お問い合わせ』からご連絡ください。

今までの頁では、当院の独自技術であり 施術の核(コア)とも言える<D.S-O>の理論を軸に 当院の身体に対する考え方を紹介してきました

しかし、その一方で

現実の世界、特に生命は複雑系(カオス)です。

『ジュラシックパーク』でマルコム博士がおっしゃっているように
実世界には「予測不可能な変数が多すぎる」ので
実際は落下した水滴の行方すら 厳密には予測できません。

アマゾンで蝶が羽ばたくかどうかが
テキサスの竜巻発生にまで影響しかねないのです。

バタフライ効果

​竜巻の原因は チョウチョ?

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​否定しきれません

1つのお悩み,症状に対する原因は1つとはなりません

たとえば、Aさんという方が
慢性的な腰の痛みで悩んでいたとして
その原因を1つに絞りきろうとする発想は非現実的です。
​様々な要因を考慮しておくべきなのです。

それは当院の考え方
慢性的な不定愁訴の最大の原因は「脳(中枢神経)と自律神経の疲労」でも同じです

※このあたりは「渾沌(こんとん)」の逸話を連想させます

渾沌(こんとん): 神話に登場する神

目、鼻、耳、口の七孔が無い中央の帝

南海の帝・儵(しゅく)と北海の帝・忽(こつ)は、

自分たちを手厚くもてなしてくれた渾沌の恩に報いるため、

渾沌の顔に七孔をあけたところ、渾沌は死んでしまったという(『荘子』内篇應帝王篇、第七)

転じて、物事に対して無理に道理をつけることを
「渾沌に目口(目鼻)を空ける」
と言う。

このように特定の理論に偏った視点による施術は
自然治癒力の発動には不向きとも言えます。

その点で、整体師とは職人であり エンジニアではありません

当院の考えとしては
​緻密な設計図に基づく施術プランではなく
「頭蓋と仙骨尾骨の矯正(=脳と自律神経の調整)」を核(コア)としつつも

様々な発想を取り入れながらに試行錯誤していく職人的な姿勢

ブリコラージュ(「寄せ集めて、試しながら整えていく」)が重要となります

「寄せ集め」のイメージ

当院の施術の核(コア)

頭蓋と仙骨尾骨の矯正
(脳と自律神経の調整)

「関節可動域」の発想

「脊椎矯正」の発想

「体内循環」の発想

「心理学」の発想

「内臓調整」の発想

「姿勢」の発想

「氣・経絡」の発想

円(発想)が重なるところが多いほど、良い施術になりそうです

もうひとつ、既述済みですが
整体の目的とは「受け手の自然治癒力の発動」に他なりません

主体はあくまでも受け手(被施術者)の協働作業であり
​操作的な作業が多くても 整体師(施術者)は従。受け手のアシスタントでしかありません。

この前提を忘れないことが
「受け手にとって無駄に侵襲的にならず かつ自然治癒力を賦活させる」意外なコツになります

(この頁のまとめ)

① 原因を特定しようとし過ぎてもメリットは無い(むしろ有害)
② 整体師は職人的
③ 施術は受け手が主体の協働作業

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